1 災害の特徴から考えよう 1 火災 考える 火災が起こったら 火災の発見から初期消火までの流れ 火災を発見 あせらず落ち着いて行動する。 大きな声で周りに知らせる 消火・通報の協力を求める。 近くの消火器を運ぶ 119番通報をする(協力者も) ・運ぶ前に安全ピンを抜かないように注意する。 ・運搬中の転倒に注意する。 火災の現場に到着 消火器の使い方 3つのポイント 1 安全ピンを抜く 2 ノズルを火元に向ける 3 レバーを強く握って放射する ・逃げ口を背にして消火にあたる。 ・危険を感じたらすぐ避難する。 火元へ向けて放射(初期消火完了) ●迅速に安全な避難を 避難に際しては、エレベーターは使わず、階段を使います。必要に応じて避難はしごや救助袋を使います。階下の火災で下へ降りられない場合は、ビルの屋上などに避難し、救助を待ちます。 ●煙の中の避難 煙を吸わないように、鼻や口をハンカチなどで覆い、低い姿勢で避難する。視界が悪い時は、壁伝いに避難します。 ●万一、服や体に火がついたら 服に火がついたら走らず、床や地面に転がって火を消します。やけどを負った場合は、軽いやけどならすぐに水で冷やします。大きなやけどの場合は、医薬品を使わず、すぐに119番通報をします。 119番通報 119番通報は、火災だけでなく、交通事故によるけが人が出た場合、病気で苦しんでいる場合など、「命を救う」緊急電話です。火災の場合、まず「火災である」ことをはっきり伝えます。通報をしたら、次のような順序で応答します。 消防庁の問い 答え方 火事ですか? 救急ですか? 火事です! 消防車が向かう住所を教えてください 〇〇区(市・町・村)〇〇町×丁目×番地×号です。 何が燃えていますか? 〇〇(台所、居間のストーブなど)が燃えています。 ・住所が分からないときは建物や近くの目安になる目標を伝えます。 ・スマートフォン(携帯電話)でも同様です。 ・公衆電話から通報する時は、緊急通報用ボタンを押してから119番通報をします。 ワークシートに考えを書きましょう 1 隣の家から警報音が聞こえてきたとき、どのようにしたらよいでしょうか。 2 外出先で警報音が鳴ったとき、どのようにしたらよいでしょうか。
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