2 備えよう 3 応急手当 知る 心肺蘇生とAED 心肺蘇生 普段どおりの呼吸がない、又は判断に迷う場合はすぐに、胸骨圧迫を30回行います。 約1秒かけて、胸の上がりが見える程度の量を、2回吹き込みます。 訓練を積み技術と意思がある場合は、胸骨圧迫の後、人工呼吸を2回行います。胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を繰り返して行います。 ・人工呼吸の方法を訓練していない場合 ・人工呼吸用マウスピース等がない場合 ・血液や嘔吐物などにより、感染危険がある場合 ・新型コロナウイルス感染症流行等で倒れているのが、大人の場合 ↓ 人工呼吸を行わず、胸骨圧迫を続けます。 AED AEDが到着したら、電源を入れます。 まず、電源を入れる。 ふたを開けると自動的に電源が入る機種もあります。 電極パッドを胸に貼ります。 電極パッドを貼る位置は電極パッドに書かれた絵のとおりに、皮膚にしっかりと貼ります。体が汗などで濡れていたら、タオル等で拭き取ってください。 ※おおよそ6歳くらいまでは、小児用電極パッドを貼ります。小児用電極パッドがなければ、成人用の電極パッドを代用します。 電気ショックが必要かどうかは、AEDが判断します。点滅しているショックボタンを押します。(音声メッセージが流れた後に自動的に電気ショックが実施されるショックボタンのない機種もあります。) 心電図解析中は傷病者に触れてはいけません。 誰も傷病者に触れていないことを確認したら、点滅しているショックボタンを押します。 以後はAEDの音声メッセージに従います。 心配蘇生とAEDの手順は、救急隊に引き継ぐか、何らかの応答や目的のあるしぐさ(例えば、嫌がるなどの体動)が出現したり、普段通りの呼吸が出現するまで続けます。
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