防災ノート~災害と安全~高等学校版
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2 備えよう 1 自宅でできること 知る 2 備えよう 自宅の安全対策 長周期地震動の特徴と備え ●長周期地震動 長周期地震動とは、大きな地震が発生したときに生じる、ゆっくりとした大きな揺れのことです。長周期地震動は、高層ビルを大きく長く揺らします。 特にビルの上の階では、下の階に比べてより大きく長い揺れとなる傾向があります。また、遠くまで伝わりやすい性質があります。家具類は、配置に気を付けたり固定するなどの事前の対策で、倒れたり移動しづらくなります。 ●長周期地震動階級 高層ビルにおける長周期地震動による揺れの大きさは、一般的な震度では分かりにくいため、「長周期地震動階級」という目安で表します。 家具などの備え 家具類の転倒、落下、移動が起こらないように家の中を整理し、地震に備えましょう。 ●避難経路確保のレイアウト ドアや避難経路をふさがないように家具などの配置を工夫します。 ●なるべく部屋に物を置かない 納戸やクローゼットなどを活用し、出来るだけ生活空間に家具類を置かないようにします。 ●家具類の転倒・移動防止 ネジ止めが基本です。ネジ止めが難しい場合は突っ張り棒やストッパーなどを活用します。 ●キャスター付き家具はロック キャスター付き家具はキャスターをロックし、下皿やポール式器具などを設置し、固定します。 建物の安全対策 建物の倒壊、電気の漏電や電気が復旧した時の通電火災、ガス漏れなどによる火災が起こらないように対策を取っておきましょう。 ●建物の耐震化 昔の耐震基準で建設され耐震改修をしていない建物は、大地震への安全性が低いといわれています。古い建物は耐震診断を受けるとよいです。 ●東京都耐震マーク 地震に対する安全性を示したもので、このマークがある建物は、耐震基準への適合が確認された建築物です。 ●電気・ガス・水道の点検 漏電遮断器、感震ブレーカーなど火災防止対策をします。避難の際はガスの元栓を閉め、電気のブレーカーを落とします。

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