1 災害の特徴から考えよう 5 竜巻・大雪 知る 大雪による災害 大雪は都市を混乱させる 平成30(2018)年1月、東京都心で23cmの積雪を観測しました。また、昭和61(1986)年3月23日、昭和63(1988)年4月8日、東京都心でそれぞれ9cmの季節外れの積雪を観測しています。雪が積もると、公共交通機関が止まり、高速道路は閉鎖され、一般道も通れなくなることがあり、物流や人の往来に支障をきたします。また、水道の凍結など、ライフラインが寸断されます。多摩地区の山間部などでは、雪崩などの雪害もあります。 ●東京に雪をもたらす南岸低気圧 南岸低気圧とは、日本列島南岸を発達しながら東に進んでいく低気圧のことです。晩冬から初春(おおむね2月から3月)によく発生し、関東に雪を降らせるなど荒れた天気をもたらします。 大雪がもたらす被害 ・雪崩、落雪などが起こります。 ・公共交通機関(電車、バス、新幹線、航空機)が停止します。 ・道路の通行止め、スリップ事故が起こります。 ・気温の低下により水道管が凍結します。 雪の被害を避けるために ●外出を控える 大雪の予報が出たら、外出しないで済むよう食料の備蓄をし、停電に備えて電気がなくても暖が取れる準備をするなどし、外出を控えます。 ●除雪・雪下ろしの注意点 除雪や雪下ろしは、命綱やヘルメット、滑りにくい靴を着用して必ず二人以上で行います。晴れの日は屋根の雪が緩むので、落雪に注意しましょう。 ワークシートに書いてまとめましょう 1 大雪が起こると、予測される危険は何ですか。 2 大雪から身を守るために、どのような行動をとりますか。
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