1 災害の特徴から考えよう 6 その他 知る テロ・武力攻撃 テロ・武力攻撃の危険 政治・行政・経済が集中する東京は、テロや武力攻撃の標的にされる可能性もあります。テロや武力攻撃には、ゲリラや特殊部隊による攻撃、弾道ミサイルによる攻撃、着上陸侵攻・航空攻撃、化学兵器による攻撃などが考えられます。万一の事態が起きた場合は、「武力攻撃事態における国民の保護のための措置に関する法律」に基づき、各区市町村の防災無線で注意を呼びかけます。テレビ、ラジオ、広報車両などの情報にも耳を傾け、指示に従いましょう。 全国瞬時警報システム(Jアラート) 弾道ミサイル情報、津波警報、緊急地震速報など、対処に時間的な余裕がない時、国から緊急情報を瞬時に伝達するシステムです。Jアラートにより情報伝達があった場合は、携帯電話にエリアメールが配信されます。その際には、落ち着いて、速やかに避難行動をとりましょう。 テロ・武力攻撃から身を守るために ●ゲリラ攻撃からの避難 被害は比較的狭い範囲に限定されますが、拡大する恐れもあります。いったん屋内に避難し、行政機関の指示に従います。 ●ミサイル攻撃からの避難 屋外にいる場合は、近隣の頑丈な建物や地下街などに避難し、行政機関の指示に従います。 ●化学剤や生物剤攻撃からの避難 口や鼻をハンカチで覆い、その場からすぐに離れ、風上の高台や密閉性の高い建物に避難します。 ●核爆発や放射能汚染からの避難 物陰に身を隠し、地下街やコンクリート造りなどの頑丈な建物に避難し、行政機関の指示に従います。
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