防災ノート~災害と安全~中学校版
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1 災害の特徴から考えよう 5 竜巻・大雪 知る 竜巻による災害 竜巻 竜巻は、発達した積乱雲に伴う強い上昇気流によって発生する激しい渦巻きです。台風、寒冷前線、低気圧などに伴い発生します。竜巻は、短時間で狭い範囲に集中して大きな被害をもたらします。 竜巻は日本のどこでも発生する 竜巻が発生すると、中心部では猛烈な風が吹き、看板や木材など様々なものが巻き上げられ、飛来物となって、大きな被害を及ぼすことがあります。大粒の雨や雹が突然降ることもあります。被害は数分~数十分で長さ数km~数十km、幅数十~数百mの狭い範囲に集中します。 静岡県で起きた竜巻による被害[令和3(2021)年5月3日撮影] 竜巻から身を守るために 竜巻が発生したときには、建物などの被害は防げませんが、身の安全を守るための対策はできます。竜巻が間近に迫ったら直ちに身を守る行動を取ってください。 ●竜巻が予想される地域を調べる 気象庁のホームページの「竜巻発生確度ナウキャスト」で、竜巻など激しい突風が発生する可能性のある地域を事前に確認できます。 ワークシートに考えを書きましょう 1 竜巻が起こったら、予測される危険は何ですか。 2 竜巻の危険から身を守るために、どのような行動をとりますか。

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